予告編
ストーリー
妻を亡くし、男手ひとつで息子ウィルを育ててきたデイヴィッド。
彼を思い、大切に育ててきたつもりだったが、ケンカが引き金となり
ウィルは家を飛び出し、日本へと移住する。
疎遠な関係が続き10年。ウィルから連絡があり
彼が家族と暮らす日本を訪れたデイヴィッド。
島根で暮らすウィル一家との触れ合いと島根に伝わる伝統技法の考えが
デイヴィッドにある変化をもたらす。
登場人物
出演キャスト紹介
永瀬 清(65) 役 <特別出演>
寺島 進 TERAJIMA SUSUMU
デイビッド(62) 役
ヴィクター・カサレ VICTOR CASALE
ウィル (32) 役
ボブ・ワーリー BOB WERLEY
永瀬 環(29) 役
パトリシア PATRICIA
永瀬 奈津子(60) 役
藤 真由美 FUJI MAYUMI
永瀬 ハルト(4) 役
日向 椿 HYUGA TSUBAKI
若い頃のデイヴィッド 役
ブレンダン・ストリングス BRENDAN STALLINGS
こども時代のウィル 役
マイケル・アラント MICHAEL ARRANT
フライトアテンダント 宇佐美 菜穂 役
宇佐美 菜穂 USAMI NAHO
スタッフ
監督
野澤 クニオNOZAWA QUNIO
アメリカ・カリフォルニア州立大学ロングビーチ校映画学科卒業。2007年に帰国後、広告制作会社に入社。バイリンガルディレクターとして、Red Bullの仕事を中心に30カ国以上を飛び回り演出・撮影を手掛ける。コマーシャル映像から、ミュージックビデオ、ドキュメンタリー作品までの豊富な演出経験を有する。企画・構成に加え、脚本執筆も含めた総合力で、独特の世界観とストーリー性を確立している。2017年には自身の短編作品がニース国際映画祭で外国語短編作品賞を受賞。
同作は、第33回ボストン映画祭、第9回NYバッファロー映画祭に選出。
2022年に2作目の短編映画がLos AngelesのIndi Short Festにて4,500作品の中からグランプリに選ばれる。その他の外国賞も受賞。
シネマトグラファー/撮影監督
大西 健之ONISHI TAKEYUKI
ハリウッドで有名な美術大学、アートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業後、
東南アジアに渡りシネマトグラファーとしての経験を積む。
広告を中心にミュージックビデオ、ドキュメンタリーと幅広い作品を撮り続けている。
2017年に自身の初長編『ブランカとギター弾き』を撮影担当。
同作はベネチア国際映画祭の出資で製作され、
第72回ベネチア国際映画祭でソッリーゾ・ディベルソ賞、
マジックランタン賞を受賞して評価される。現在は東京をベースに国内外で活躍中。
協力パートナー
- 雲南市産業観光部観光振興課(ロケーション / プロモーション)
- 奥出雲町まちづくり産業課(ロケーション)
- 公益財団法人 鉄の歴史村地域振興事業団(ロケーション)
- 雲南広域連合企画課(ロケーション)
- 一般社団法人 飯南町観光協会(ロケーション)
- 島根フィルムコミッションネットワーク(ロケーション)
- 株式会社 たなべたたらの里(監修「たたら製鉄」について / アドバイザー)
※ 順不同
後援
雲南市
雲南市長 / 雲南広域連合 広域連合長
石飛 厚志ISHITOBI ATSUSHI
雲南地域の宝であります「たたら」にフォーカスをいただきましたこと、大変うれしく思います。
最盛期には日本国内の鉄需要の約8割を供給したとされる当地域のたたら製鉄は、刀だけでなく暮らしに身近な道具を生み出すために用いられ、地域の一大産業になりました。
また、自然と共生する産業として、独特の景観や文化を育みました。
本作品を通して、今も受け継がれる当地の美しい風土や尊い伝統文化が世界中に発信され、世界中の皆様に「豊かさ」について考えるきっかけとなることを願います。
奥出雲町
奥出雲町長 / 奥出雲町観光協会
糸原保ITOHARA TAMOTSU
この度、私たちの先人が築いてきた「たたら」をテーマとした映画を製作いただくこと、大変光栄に思っております。
奥出雲町は、伝統的な製鉄技術「たたら製鉄」が1400年以上にも渡って続けられ、先人から継承された技法で現在も日本刀の原料となる玉鋼を生産し、日本各地の刀匠に供給しています。また、世界的にみても稀有な砂鉄鉱山跡地を棚田として利用するなど自然と共生した資源循環型農業が営まれており、2019年に日本農業遺産に認定されました。
この映画を通して、世界の多くの皆様に、「たたら」が生み出した文化や独特な美しい景観を知っていただける機会になれば幸いに存じます。
飯南町 / 飯南町観光協会
飯南町長 / 一般社団法人 飯南町観光協会 会長
塚原 隆昭TSUKAHARA TAKAAKI
『たたら』映画プロジェクトの開催(実施)を心からお祝い申し上げます。
本町をはじめ、少子高齢化が進む中山間地域の活性化において、伝統産業・文化を伝える、引き継いでいくことが重要な課題であると感じております。
映画を通じて国内及び海外へこの雲南地域の魅力的な人や文化、産業など、発信していただくことは、地域の活性化につながる良いプロジェクトであり、映画の完成を大いに期待しております。
町民を代表して、応援のメッセージをお送りいたしますと共に、映画の完成と関係者の皆様のご健勝をお祈りいたします。
お問い合わせ
映画についてのお問い合わせなどございましたら、お気軽にご連絡ください。
本作品はチャレンジの連続でした。原案からの脚本起こし、日英の脚本作成、数少ないロケハン、教育を兼ねた制作部の実践投入など、制作における苦労話は尽きません。それでも40分という短編映画としては長尺の作品を作り上げられたのは、苦難を一緒に乗り越えたチームと理解いただいた協力者の方々のお陰です。「たたら」という日本伝統産業を通じて『古き良き日本を再発見し、諸外国の方々にも知ってもらう』という壮大なミッションを達成するには40分では足りないほどです。語りたいことのほんの一部ですが、一般公開により多くの方々に知ってもらう機会に繋がれば嬉しいと思います。