2025.10.14
第38回 オートサービスショー2025 三協リールブース



概要
三協リール様が出展された「オートサービスショー」において、弊社は出展コンセプトの策定からブースデザイン、コンテンツ開発、施工に至るまで、一貫してトータルプロデュースを担当いたしました。制作にあたっては、複数回にわたるヒアリングを通じ、展示会全体のテーマと三協リール様の企業テーマとの整合性を綿密に検討。業界動向や来場者属性を踏まえ、出展の目的と訴求軸を明確化したうえで、戦略的な展示会コンセプトを設計いたしました。
今回のオートサービスショーのテーマは「次世代モビリティと共に歩む整備機器」。三協リール様の2025年度企業テーマは「Stage Up Project ―ヒキダス創造―」です。ヒアリングを通じて得られた「開放的な動線設計」「交流・共創の促進」「来場者の動機向上(熱量の喚起)」といった要望を反映し、出展コンセプトとして「YAGURA」を設定しました。この「YAGURA」は、単なる展示スペースではなく、来場者同士や三協リール様との自然な交流やアイデアの共創を生む場として設計されており、動線や空間構成、演出の細部に至るまで、来場者が能動的に関わり、熱量を共有できる体験を意図しています。


制作




施工に至るまで、弊社はブースデザインの設計段階から、製品の取り付け方法やパネルの入稿、各種素材の手配に至るまで、あらゆる制作プロセスにおいて綿密な打ち合わせを重ね、計画的に制作を進行いたしました。各工程ごとに詳細な確認を行うことで、設計意図や展示コンセプトを忠実に反映するとともに、品質や安全性、演出効果の最大化を図っています。また、素材や施工手順に関する微細な調整も都度協議し、来場者がブース内で直感的かつ心地よく体験できる空間づくりを追求しました。こうした一つひとつの丁寧なプロセスを積み重ねることで、展示の完成度を高め、三協リール様のブランド価値を最大限に伝える出展を実現しています。
コンテンツ開発
さらに、来場者参加型のコンテンツとして「三協リール総選挙」を展開しました。これは来場者が最も欲しい、注目している製品を投票形式で選ぶもので、最終日に結果を発表。これにより、人気製品の把握に加え、来場者のニーズや要望、改善点をアンケートと併せて収集し、今後のマーケティング戦略に活かす仕組みを構築しました。また、投票やアンケートの仕組みによって来場者の参加意欲を喚起するだけでなく、製品担当者も自らの製品PRに力を入れることができる演出となっています。
加えて「三協リールスタンプラリー」では、来場者がブース内でスタンプを集めるとデジタルガチャを回せる仕組みを導入。遊び心を取り入れつつ、ブース回遊を促進し、各展示エリアの注目度向上にも寄与しました。
ステージコンテンツも充実させ、若手社員によるトークショーや製品紹介を行うことで、来場者との距離を縮めると同時に、展示会全体の演出効果を高めました。これら一連の取り組みにより、単なる展示会出展ではなく、来場者が能動的に関わり、体験を楽しめる“参加型ブランド体験”を実現しています。



クライアント:株式会社三協リール
01.調査分析
◯ヒアリング
02.制作
◯ブースデザイン
◯施工計画
◯パネル、デザイン制作
◯コンテンツ開発(投票、デジタルガチャ、演出面など)
◯映像制作
03.オペレーション
◯検証・改善(PDCA)定例ミーティング
◯報告資料のまとめ・作成